20代は将来をしっかりと考え、失敗からいろんなことを学ぶ10年です。多くの人にとって、自分で稼いで生きていくということを意識しはじめる年代でもあります。
学生ローンを借りたり、クレジットカードを管理し、公共料金などの支払いを学んでいるはずです。20代であなたがするお金の決断は30代以降の人生に大きな影響を与えます。
20代が気をつけるべきお金に関する間違い
小銭拾いをしてその日暮らしをすることは楽しいことではありませんが、借金をして返済することが中心の人生よりはマシかもしれません。
ここで紹介する20のお金の間違いをしなければ、今後の人生を経済的に安定させることができます。
1. 収入より多くのお金を使う
富を築くための秘訣は簡単です。あなたの収入の範囲内で生きることです。
しかし、ほとんどの人が収入の範囲内で生活をしていると貧しく感じてしまいます。とくに、他の人がいい人生を送っていると思うと。。。
請求書が溜まってくると分かるように、収入以上の生活ずっと続けていくことは不可能です。自分の持っているものだけで満足することを学びましょう。
無理をして他人に追いつこうとするのをやめて、節約して経済的安定を手に入れたほうが幸せになれます。
2. 支出を管理しない
支出を管理することで、自分のお金に関する習慣や、何にお金を使っているかを深く知ることができます。
常に節約を意識していて、できることはやっていると思っているかもしれません。
しかし、細かい支出を見直してみると、毎日のコーヒや外食、セールでついつい買っているものなどが積み重なって、想像以上の支出になっていることもあります。
3. お金に関して目標を設定していない
富と経済的な安定は魔法のようには起こりません。富と経済的な安定を手に入れるには、時間と努力を要します。
目標を持っていないのであれば、奇跡が起きるのをただ待ち望んでいるだけです。経済的な目標をもつことは、予算などのお金に関する決断をするときの指標になります。
ローンを返済し、新しいパソコンを購入し、車のために節約し、そして将来のために貯蓄をたいのなら、それを実現する方法を現実的に考えておく必要があります。
4. クレジットカード中心での生活
あなたが心のそこから欲しいものが目の前にあります。
お金がなくても、あなたの財布の中の小さなプラスチック片を使えばいつでも買うことができます。実際にお金がなくても買えてしまうのがクレジットカードの怖いところです。
返済するのに何年もかかる可能性がある負債を、簡単に増やしていきます。金融や経済に詳しい人で、クレジットカードを使うのを推奨している人はいないはずです。
アメリカで大成功して有名な実業家、Mark Cuban氏は、「クレジットカードはドブに捨てて、自分の持っているお金の範囲で生きるべき」とも言っています。
5. 緊急事態に備えた貯金がない
緊急事態は年齢を問わず、誰にでも起こる可能性があります。
これらの不測の事態は、リストラや予想外の自動車の修理代まで、いつ起こるか分かりません。緊急事態が起きた時には、ただでさえストレスのかかる状況で、金銭的に余裕がなければどうすることもできません。
多くの金融専門家は、少なくとも3ヶ月分以上の給与を貯金しておくように勧めています。緊急時に備えた貯金を貯めるまで、月々の給料から優先的に貯蓄していくことをおすすめします。
6.都合の良いように状況を理解している
自分の銀行口座の状態について気分を良くするために、自分自身を騙すことは簡単です。
請求書や通帳の残高をしっかりみていますか?あなたは「未来の自分」にお金の苦しみを先送りにはしていませんか?
7. 暇な時間があるのにお金を稼いでいない
今後、20代よりも多くの時間とエネルギーを確保することはできません。
今すぐに取り掛かりましょう。インターネットで調べるとたくさんの副業や、サイドビジネスを紹介しています。
時間とエネルギーは貴重なパワーなので、お気に入りのテレビ番組を見ているのではなく、お金を稼ぐために時間をかけてください。
8.定年後の貯金をしていない
確定拠出年金や老後のための貯蓄にお金を回すことができるなら、早ければ早いほど、複利の効果を得られ、効率よくお金を貯金できます。
標準的なアドバイスは、20代のころから始めて、給料の10~15パーセントを退職のために回すことです。
ファイナンシャルプランナーなどに相談して、老後どのくらいの貯金が必要か計算してみて下さい。
9. 最低限のリスクも負わない
20代はチャンスがあれば挑戦し、運命があなたを連れて行くところを見るべき時です。
あなたが多くの責任(子供や大切な人)を持つ前に、ある程度のリスクを取りましょう。
リスクには、起業や、高収入を求めての移住、選択したキャリア分野での自己投資などがあります。
10.大学の授業料を借り続ける
大学の授業料は1980年代に比べて2倍以上に増えました。学生ローンなどを利用している場合、利子がつき返済の期間が延びるほど、返済しないといけない金額が増えつづけてしまいます。
借金が少なければ少ないほど、返済期間も短くなります。返済不要な奨学金に申し込むなど、できるかぎり借入金額を減らすようにしましょう。
長期間の返済にならないように在学中に節約しながらアルバイトをして、返済していきましょう。勉強との両立も大変かもしれませんが、社会人になってから返済を始めるよりも、体力のある学生時代にやっておいた方がいいです。
11. 間違った借金から返済する
借り入れたお金は返さなければいけませんが、どの借り入れから返済していけばいいのでしょうか。
学生ローン、クレジトカードの返済、自動車ローンまたは住宅ローンどこから返済していくべきですか?金融の専門家は、利子の高い借金から返済することをお勧めしています。
一番利子の高い借入を調べて、最優先に返済するように集中してください。
12. よい信用情報を築かない
よい信用情報を構築することは、アパートを借りる、クレジットカードを作る、融資を受けるために非常に重要です。よい信用を構築するのには時間がかかります。
支払いを時間通りに行うような習慣を身につけておきましょう。一度にあまりにも多くの口座を開設することを避け、あなたの経済状況を考えてクレジットカードの限度額を低めに設定しておきましょう。
クレジットカードは毎月完済できる限度で使うことが望ましいですが、どうしても足りない場合はクレジット限度額の70%以下まで使っていいなどのルールを決めておきましょう。
13. 定期的に自分の信用情報をチェックしない
自分の自由時間を使ってまで信用情報をチェックしたい人はいません。しかし、自分の信用情報がどこにあるのかを知ることは、経済的健全性を理解する上で重要です。
信用が悪い場合は、改善するための対策を講じることができ、もし信用が良ければ、それを維持することに集中することができます。
もし信用情報が正確でなければすぐに問題を見つけて解決することができます。
14.豪遊するために借金をする
ようやく正社員としての仕事を手に入れ、お給料をもらえるようになりました。
貯金にも少し余裕が出てくると、新しい車を買いたくなるのではないでしょうか?けど、そんなことはしないでください。
たくさんのお金を派手な車のために借金をしたりすることは、お金を無駄にするだけです。
車だけでなく、誰かのお金に使い方に憧れて真似してしまう可能性があります。これは決して良い考えではありません。
そのお金をあなた自身に投資するか、老後の資金に回しましょう。将来のあなたは正しい判断をした20代のあなたに感謝するはずです!
15. 不本意な支出を行う
無意識なうちに無駄な支出をしているはずです。そしてその習慣を壊さないといけない時が来たのです。買い物リストを作り、本当に必要なものだけを買うことを意識してみて下さい。
特に深夜のオンラインショッピングは危険です。不本意な支出をしていないか過去の注文を見直してみてください。
16. 家財保険に加入していない
予期せぬ事態が起こるまでは、家財保険は無駄に思えるかもしれません。
災害は誰にでも起こりえることです。火事や洪水で家具や家電が壊れてしまう可能性や、泥棒に入られパソコンやテレビを壊される可能性があります。
毎月の支出が少し増えることになりますが、利用する価値大きいです!使わない可能性もありますが、被害にあった時には入っていたことに感謝するでしょう。
17. 健康保険に加入していない
あなたが若くて健康的なとき、健康保険に入ろうとは思わないはずです。
普段、病院に行っていないのに、なぜ保険に入る必要があるのでしょうか?
治療費は急速に増大し、治療によってはあなたを破産させる可能性があります。
18. 大切な人とお金について話さない
大切な人とお金について話すのはとても厄介です。避けたいと思っている人もいると思います。しかし、本当に大切と思っているなら今すぐにでも話をするべきです。
お金についての見解について一般的な議論をすることから始めてみましょう。
お互いのお金についての考えを話し合いながら、一緒に経済的な目標を考え出すことに取り組んでください。
19. 結婚式のために借金をする
あなたは大切で唯一無二の存在を見つけ、結婚したいと思っているかもしれません。素晴らしいことです!あなたにとって大切な日になるでしょう。
しかしたった一日であることを忘れないでください。長期的な借金を抱える前に、予算を考えて、慎重にオプションを検討してください。
結婚式ももちろん大切ですが、結婚後の生活もしっかりと考えて予算を計画して下さい。
20. 計画なしで家庭を持つ
AIU保険「AIUの現代子育て経済考2005」によれば、出産から大学卒業まで、一般的に子どもが社会人となるまでの22年間における養育費は、約1,640万円と試算されています。
家族みんなが安心して暮らせるように、出産予定の場合は、産休・育児休暇、およびおむつや育児を含む出産後の予算の計画をしっかり立てましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。
少しでも皆さんのお役にたれば幸いです。
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