円高や円安の意味や仕組みがよく分からないんだけど、旅行に行くときは円安と円高どっちの方がお得なの?
アメリカでしか売っていない商品をネットで買うのに円安と円高どっちがお得に買えるんやろ
円安と円高って正直なところ分かりにくいですよね・・・
この記事では円高や円安になる仕組みと、円高と円安どちらがお得になるか場面ごとに紹介していきます。
海外での生活経験や、海外への投資など円安や円高に関わる生活を送ってきている経験を通して、円安と円高について分かりやすく解説していきます。
また円安や円高など為替の値動きが大きく変動するときは、FXで稼ぐチャンスでもあります。
投資にはリスクがありますが、為替の仕組みを学んでチャレンジしてみても良いのではないでしょうか。
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円安と円高とは
ここでは話をできるだけ分かりやすくするために、米ドルと日本円を比較していくことにします。
まず端的に説明すると、下記のような相関関係になります。
- 「円高」とは米ドルに対して日本円の価値が上がること
- 「円安」とは米ドルに対して日本円の価値が下がること
円安と円高になる仕組み
円高になるか円安になるかは、需要と供給によって変わります。
世界の経済状況やテロが頻発して世界情勢が悪くなると、安全資産と言われている円が世界中のみんなに買われるようになります。
円が買われるということは、円の価値が上がるため「円高」になります。
1ドルと100円が同じ価値だったのに、円の価値が上がって1ドルが90円にしかならなくなるのが円高です。
米ドルを基準に考える
円が100円から90円に下がっているのに円高って言われても違和感がありますよね。
そんな時はドルを基準に考えてみると理解しやすいかもしれません。
1ドルと日本円を交換するのに100円必要だったのが、90円で1ドルがもらえるようになります。
10円不要になったのはその分、円の価値が上がっているということです。
つまり円高です。
円高の方が良い?
円安になる時は、世界中から円という通貨を欲しがられていない状態です。
金利や経済状況の影響で円安や円高になる要因はたくさんありますが、様々な要因によって動く需要と供給により円安か円高が決まります。
『円の価値が高くなる=日本が豊かになる』とイメージする人もいるかもいませんが、実際には日本という国レベルでみると円安の方が豊かになります。
日本は世界から輸入している製品よりも輸出している製品が多いため、円安の方が企業の利益は多くなるのです。
円安と円高は個人にとってどちらがお得?
アメリカで1ドルのハンバーガーを買おうとすると、円高だと90円必要だったのが円安になると一つ買うのに100円必要になります。
日本で100円のハンバーガーを買おうとすると、円安だと90セント必要だったのが円高になると1ドル必要になります。
どちらもドルを基準に考えると分かりやすいですよね。
円安がお得な場面
- アメリカに輸出販売する
- 米ドルを日本円に変える
- ワーキングホリデーで海外で働く
日本は輸出大国なので国レベルでみると円安の方がお得ですが、個人単位でみると円安になってお得と感じることは少ないはずです。
円安になると石油や天然ガスなどの資源エネルギー、食材などの価格も上がってしまうため、生活を圧迫する可能性があります。
またAppleなど海外の製品が、円安で値上げされてしまうことがありますよね。
円安になることで海外旅行者が日本にたくさん訪れて、インバウンドが盛んになるなどのメリットはあります。
ワーキングホリデー制度を使って、いっそのこと海外で稼ぐのもアリかもしれないです。
円高がお得な場面
- 日本円を米ドルに変える
- 留学や海外旅行に行く
- 海外から輸入した商品を日本で販売
- 海外資産を持っておく
個人単位でみると円高になって日本円の価値が上がってくれた方が、資源エネルギーや食材などが安くなるので、生活面ではお得を実感できる場面が多くあります。
円高の恩恵を実感しやすいのは、留学や旅行などで海外で買い物をしたときではないでしょうか。
円が強い時は海外株式などに投資するのも良いかもしれませんね。
その反面、日本企業は海外に輸出することで成り立っているメーカーが多く、急激な円高になると経済に悪影響が出る可能性もあります。
円安と円高のまとめ
海外向けのビジネスを行なっていない人なら、日本円の価値が上がる円高はお得なことが多いのです。
しかし、国単位でみると輸出大国の日本は円安の方が利益が大きくなります。
為替相場は常に変動し続けていますが、国際社会の政情不安や金融危機、日銀の金融政策などで急激な為替変動が起きることがしばしばあります。
実生活にすぐには影響が出ないかもしれませんが、為替を学ぶことで世界経済の状況が理解できるようになります。
また、個人が為替変動のメリットを直接享受するには、海外ビジネスを始めるかFXや海外株式の運用を行ってみると良いのではないでしょうか。
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