キャッシュレス社会へ移行するメリット・デメリット

LIFEHACK

「キャッシュレスについて、どのくらい知っていますか?」

 

少し前までキャッシュレス社会は、SF映画の世界のように思われていましたが、私たちの社会に確実に浸透してきています。

政府や金融関係の企業など、強力な力を持っている者が、現金のない世界への移行を進めています。現在主流の金融システムや政府発行の通貨の評論家でさえ、現金を廃止することを推奨しているほどです

しかし、私たちはまだ完全なキャッシュレスの世界にはいません。物流上の課題に加えて、私たちは現金を全く使わなくてよくなる社会を作る前に、いくつかの社会問題に対処する必要があります。下記で示すメリット・デメリットは完全なキャッシュレス社会に移行する時、現金や銀行にどのような影響があるのかを示しています。

 

メリット

・目に見えるお金がないので盗難などの被害を減らす。

・取引履歴が常に残るのでマネーロンダリングが少なくなる。

・紙幣の取扱いや保管に関連する時間や費用の節約ができる。

・外貨へ両替が不要になる。

 

デメリット

・金融資産情報が流出する可能性がある。

・ハッカーが銀行口座を流出させると、お金が無くなる可能性がある。

・技術的な問題が発生すると、解決するまで自分のお金にアクセスできなくなる。

・銀行口座が支払ったり、支払いを受けるのが難しくなる。

・目に見える現金でなければ、支出の管理が難しいと感じる人がいる。

・銀行はマイナス金利を補うために手数料の請求を開始する可能性がある

 

キャッシュレス社会のメリット

犯罪が少なくなる:現金では、金額の大小にかかわらず、お金を盗むのは簡単です。また、違法取引(麻薬取引など)は記録の残らない現金で行われるため、キャッシュレス社会が進むと記録を残さずお金を送金するが難しくなります。

取引履歴金融犯罪も減少するはずです。お金を受け取った記録が残るため、脱税やマネーロンダリングは不可能になるとされています。

現金管理が不要:紙幣や硬貨を印刷するのに掛かるお金が不要になる。企業は人員を確保して現金の保管、引出し、預け入れする必要がなくなります。現金輸送車など大量のお金を警備しながら移動することもなくなります。

外貨への両替:外国へ行くとき、現地通貨を準備する必要がありますよね。しかし、両国がキャッシュレスに対応していれば、支払いは簡単です。スマホ一台さえあれば両替せずに世界中で支払いが可能になります。

 

キャッシュレス社会のデメリット

人によっては、キャッシュレスになると問題があるかもしれません。

プライバシー:電子決済は個人情報が漏れる可能性が増えます。取引のデータを扱う会社を信頼していていても、予測不可能な方法で第三者に知られるかもしれません。現金で匿名でお金を使ったり、受け取ったりすることが可能です。

ハッキング:ハッカーはインターネットの世界に存在し、あなたの口座情報を盗むかかもしれません。口座情報が流出してしまうと、口座自体が使えなくなったり、不便な状況が続きます。

技術的な問題:誤作動や機能停止、単純なミスなどで、問題を引き起こす可能性があり、必要なときにものを買えなくなります。システムに問題が起きた場合には、お店などがお客様からの支払いを受けられなくなります。また、スマホの充電が切れただけでも、「一文無し」の状況になる可能性があります。

不平等:貧しくて銀行口座やクレジットカード作れない人は、キャッシュレス化が進むと、もっと困難な状況になります。支払いをするためのスマホやクレジットカードを持っていないため、支援したいという人が現れても、お金を受け取る手段がありません。イギリスでは慈善団体やホームレスの個人に寄付するために色々な方法を試していますが、まだまだ長い道のりです。

ムダ使い:現金で過ごしていると、支払う時に1円の重みを感じることができます。しかし、電子決済では、いくら費やしても気にすることなく、スワイプ、タップ、またはクリックするだけです。支出を管理するために努力を惜しまないようにする必要があります。

マイナス金利:すべてのお金が電子的に管理されていると、政府がマイナス金利を導入すれば、顧客(私たち)に手数料の形で請求されることが予測されています。

 

ゼロキャッシュワールドはどのようなものですか?

現金がなければ、支払いは全て電子的に行われます。あなたはスマホで送金を認証するだけで、商品の購入や企業や人への送金をします。完全なキャッシュレス社会へはもう少し先のことですが、キャッシュレス社会がどのように進化するのかヒントがあります。

・クレジットカードとデビットカードは、現在、使われているている最も人気のある選択肢の一つです。しかし、カードだけでは不十分です。おそらく、スマートホンなどが支払いのための主要なツールになるでしょう。

・LINE pay、PayPal、paypayなどの電子決済アプリケーションは、P2P決済に使用されます。

・Apple Payのようなモバイルウォレットは、安全で現金なしの支払いを可能にします。現金をあまり使っていない発展途上国および先進国では、すでにスマートフォンが支払いのための最も一般的なツールです。

・暗号通貨も支払い方法の一部です。すでに送金などに使用されており、送金手数料を低く抑えるのに役立つかもしれません。リスクと規制の問題があり、一般的に使われるようになるまで、いろいろな問題をクリアしていく必要があります。

 

キャッシュレス社会の例

すでに数カ国では、消費者と政府機関の両方からの推奨で、現金を無くす動きをしています。スウェーデンとインドは注目すべき例になります。

スウェーデン:スウェーデンの店舗で「現金での支払い不可」と表示されることは珍しくありません。また、一部の銀行では現金を処理できなくなりました。現金支払いは、スウェーデンの小売売上高の15パーセントに過ぎず、現代のキャッシュレス社会のモデルとしてスウェーデンが挙げられています。消費者はこの状況にほとんど満足していますが、一部の貧困層や高齢者はまだ満足できる状態ではないようです。

インド:インド政府は、犯罪者および違法な経済活動を行なっている人々を罰する目的で、2016年11月に500および1,000ルピーの紙幣を廃止にする政策を発表しました。これらの紙幣の約99パーセントは廃止になる前に預け入れられ、犯罪者がお金を失うことはほとんどありませんでした。この政策の影響で電子取引は一時的に急増しましたが、1年後には政策前の水準へと落ち着いています。

これらの例は、十分な計画と段階的な進歩により、完全なキャッシュレス化が可能であることを示唆しています。現金を主に使っている人にキャッシュレスをどのように浸透させるかが、残っている大きな課題です。

コメント