「人に比べてお酒が極端に弱い(飲めない)」
「お酒が弱い人と強い人の違いってなに?」
「いまはお酒が飲めなくても、いつかは強くなる?」
この記事では、お酒を飲む機会が多い人や、お酒が弱い人の「お酒との上手付き合い方」が分かります。
お酒が弱いのは、なにが原因?
「お酒が弱い人は、アセトアルデヒドを分解する能力が低い人です。」
下記でアセトアルデヒドと、どうのような人がアセトアルデヒドの分解能力が低いのか詳しく解説していきます。
アセトアルデヒドとは?
アルコールを飲むと、頭痛や吐き気の原因物質で強い毒性のあるアセトアルデヒドが体内に入ります。
人間のカラダは、アセトアルデヒドを分解して酢酸と呼ばれる害のない物質に変えます。安全な酢酸は二酸化炭素と水に分解され、尿などで排出されていきます。
アセトアルデヒドを酢酸へ分解する能力の低い人は、アセトアルデヒドが体内に残り続け、顔が赤くなったり、吐き気や頭が痛くなったりします。
どういう人がアセトアルデヒドの分解能力が低い?
今までの飲酒経験や年齢は、アセトアルデヒドの分解能力に関係ありません。
アセトアルデヒドの分解能力は、遺伝的な体質でほとんど決まっています。
酔っ払いやすさや、二日酔いのなりやすさなども遺伝的に決まっており、遺伝子検査をすることで、自分のお酒に対する体質を知ることができます。
酔わない人が「お酒に強い」は間違い?【危険】
20代になると、お酒を飲む機会がたくさんあると思いますが、若いために飲酒経験やアルコールに対する知識が少なかったり(間違っていたり)します。
お酒を適度に飲むことは健康にもよく、適度に緊張感もほぐれて人とのコミュニケーションも円滑になるというメリットがあります。
しかし、一歩間違えると死に至る可能性があることを忘れてはいけません。
「お酒を飲んだら誰でも気持ちよく酔える」という知識は間違いです。
なかなか酔わないと思い、酔うために無理をして飲み続けると、吐血したり、最悪の場合だと急性アルコール中毒により「死」に至る可能性があります。
急性アルコール中毒で搬送される大半が25歳以下の若者で、大学の新歓コンパなどの一気飲みが原因と言われています。
無理をせず、無理をさせずに、楽しくお酒を飲みましょう。
遺伝子検査でわかること
酔っ払いやすさ(お酒に強い・弱い)や、二日酔いのなりやすさは、「ALDH」と「ADH18」と呼ばれる2つの遺伝子で決まっています。
これら2つの遺伝子を検査で調べることにより、酔っ払いやすさや二日酔いのなりやすさが分かるだけでなく、「お酒に対してどのような体質なのか」を理解でき、安全に楽しくお酒を飲むことができます。
<オススメ>
遺伝子検査大手の株式会社ハーセリーズは、サービス開始当初から、医療機関や企業等への導入実績があり、検査結果が信頼できる検査機関の一つです。
簡単な検査結果だけでなく、アルコール体質の分析結果、9分類遺伝子型、一次予防のポイント、栄養アドバイスなどから適切な飲酒のアドバイスをもらえます。
✔︎当記事のまとめ
- お酒が弱い人は、アセトアルデヒドを分解する能力が低い人
- アセトアルデヒドの分解能力は、遺伝的な体質でほとんど決まっている
- 「ALDH」と「ADH18」と呼ばれる2つの遺伝子を調べると、自分のアルコールに対する体質が分かる
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