「配当っていつもらえるの?」
「配当にかかる税金は?」
株式投資を始めようと思っている。もしくは株を買ったけど、配当っていつ貰えるのか分からないという方向けの記事です。
配当金はいつ貰えるのかといった疑問から配当金を貰える条件などを分かりやすく解説していきます!
私の投資歴は8年で、一応証券外務員1種の資格を持っています。
株の配当金について早く知っておけば良かったと思える情報を分かりやすく解説していきます!
株の配当金はいつ貰えるのか
いつ貰えるのか
配当金は、貰う権利が確定した日(権利付最終日)の約2~3ヶ月後に自分の指定した方法でもらう事ができます。
権利付最終日と受取方法について順番に詳しく解説していきます。
配当金が貰える条件
権利付最終日は決算日の2営業日前のことを指し、この日に株を保有していると配当を貰う事ができます。
日本の企業は決算が3月の事が多いので、配当を貰うには3月末の営業日から数えて2営業日前に保有している必要があります。
1年に2回の配当を実施している企業は半年後の9月に実施しているところがほとんどです。その場合は9月末の権利付最終日に株を保有していると配当を貰う事ができます。※株の銘柄により決算月が違うので、事前に確認してください。
また、権利付最終日だけ株を持っていても配当をもらう事は可能です。しかし、権利付最終日の次の日のことを「権利落ち日」といい、配当を貰える事が確定した株主が売り始めます。その為、権利付最終日の株価は下がりやすい傾向にあり注意が必要です!
配当金の受け取り方
配当金を受け取る方法は4つあります。
①「株式比例配分方式」・・・証券口座に直接振り込まれる。
②「配当金領収証方式」・・・「配当金領収書」が自宅に届くので、捺印して郵便局か銀行に持って行くと配当金が貰えます。
③「個別銘柄指定方式」・・・銘柄ごとに配当金を振込む口座を指定して、配当金を振込で受け取る方法です。
④「登録配当金受領口座方式」・・・持っている全ての株の配当を指定した金融機関の口座に振込む方法です。
上記の4つから受け取る方法を選ぶことになります。
私の知る限り、ほとんどの人が株式比例配分方式を選んでいます。面倒くさい手続きも必要なく、再投資できるのが魅力です。
次に多いのが配当金領収証方式です。現金で配当を受取る事ができるので、配当をもらってという実感が一番味わえる方法です。
「個別銘柄指定方式」と「登録配当金受領口座方式」を使っている人はあまりいません。
いつでも変更可能なので、どの方法で受取るか迷っている人は、「株式比例配分方式」にしておけば間違いないです。私もこの方法で配当を受け取っています。
そもそも配当金とは何なのか
配当金の正体
企業は株を投資家に売り資金を調達しています。その調達した資金で事業をしているので、投資家に利益を還元する必要があります。そこで、企業は株を買ってくれた投資家に対して「配当」という形で利益を還元しているのです。
しかし、全ての株で配当を貰えるという事ではありません。配当は利益が出ていないと出せないので、赤字の会社は配当を出したくても出す事ができません。
利益が出ていたとしても、再投資した方が株主の利益になると企業が判断した場合には配当が出なかったり少なくなったりします。
配当利回りとは
配当利回りとは株価に対して配当がいくら支払われるかを表した指標です。
注意して欲しいのが、配当利回りが高い銘柄が良い銘柄とは限らないという事です。業績が悪くなり株価が下がれば、その分配当利回りは高くなります。配当利回りだけを見て銘柄を購入するのはオススメできません。
✔︎まとめ
- 配当は権利付最終日の2~3ヶ月後
- 権利付最終日だけ株を持っていれば配当を貰える
- 比例配分方式で貰うと直接、証券口座へ振り込まれる
- 配当とは、企業から株主への利益の還元
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